ブラック・ジャック・キッド

ブラック・ジャック・キッド

久保寺健彦

出版社:新潮社 出版年月日:2007/11/20

新潮社 | 2007/11/20

3.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』を愛する小学生和也 彼はブラックジャックになるべく全身黒尽くめの格好、そして髪にシャギーを入れて 片目を覆い隠す。どんどんブラックジャックに傾倒していく和也にそこまでやるか・・・と 少々ひいてしまったり男子と女子の対立の中、女子の一人とありえないような 勝負をしていたり・・・ 前半部分はちょっと、どうよ、これ。。。と話の展開がいまひとつ ファンタジーということで途中で登場する謎の女の子メグミにたいしても さほど魅力的でもなく(^▽^;) イマイチ感が漂っていたのだが、中盤、両親が離婚をしてしまったことで 引っ越す事になった新しい小学校でのイジメの経験 大人の事情で過ごさなければならない小学生にはなかなか辛い毎日 夏休みになってようやく出来た友達は少女マンガ大好きの宮内君 彼から『ガラスの仮面』『エースを狙え』『ポーの一族』『ベルばら』 等をおしえてもらった和也は最初こそ馬鹿にしていたおにいつの間にやら すっかり夢中。 図書館で段々と仲良くなっていく3人 ちょっとした初恋、男の子同士の友情なんかが絡んでくるあたりから 面白くなってきた。少女漫画好きの宮内君も眼鏡を取るととても綺麗な 泉さんもキャラがしっかりしていてこの3人の関係がいい。 前半部分をもう少しカットしてもこの後半部分を盛り上げていって ほしかったかなぁ~。 一番すきなのは宮内君と和也が少女漫画について語り合うところ 『ガラスの仮面』も『エースを狙え』も『ベルばら』も語れます、私も!! ブラックジャックの漫画が好きな人にはかなりツボにはまる小説だろう きっと、この作者もブラックジャックが大好きな人なんだろうな。

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