書簡型小説「二人称」 ヨルシカ

書簡型小説「二人称」 ヨルシカ

n-buna / ヨルシカ

出版社:講談社 出版年月日:2026/02/26

講談社 | 2026/02/26

4.57
本棚登録:8人

みんなの感想

感想

ヨルシカのn-bunaが手掛けた本作は、本当にユニークな体験ができます。封筒を実際に開けながら読み進める形式って、最初は珍しさに戸惑ったけど、読んでいくうちにこの仕掛けがすごく効果的に働いていることに気づきました。 詩を書く少年と先生との文通を通じて、創作とは何か、表現とは何かが問い掛けられていく。その問い掛けが、読者である私自身にも向かってくる感じがあって、ただ物語を追うだけじゃない没入感があるんです。 n-bunaの歌詞で感じる繊細さや哲学性が、ここでも全力で展開されていて、ヨルシカの世界観をより深く理解できた気がします。ただし、読み終わった後に「それで?」という感覚が少し残ったのは正直なところ。体験型という形式が先行してしまって、ストーリー自体の着地がもう少し欲しかったかな。 それでも、新しい文学の形として、また一人の表現者としてのn-bunaを知る作品として、充分に価値のある本だと思います。

感想

ヨルシカのn-bunaが手掛けた「二人称」、これは本当に特別な作品でした。 実は、手紙で構成されている、という時点でどうしても読みたくなってしまって。自営業をしていると、メールが中心で手書きの手紙ってもう珍しいじゃないですか。だからこそ、一通一通の封筒を自分の手で開けながら読む体験って、想像以上に没入感がありました。 詩を書く少年と先生の関係が、単純なやり取りではなくて、その間に隠された感情とか、言葉では表現しきれない何かが層々と積み重なっていく感じ。ヨルシカの歌詞で感じてた世界観が、こうして活字と物理的な体験で立ち上がるのを目撃できるって、本当に素敵でした。 途中から「あ、これどうなるんだろう」って先を急いでしまうほど。でも急いだら勿体ないなって、また最初から丁寧に読み返してます。 本が好きな人にはもちろん、ヨルシカのファンじゃなくても、「読む」という行為そのものを新しく感じたい人にはぜひ手に取ってほしい。そういう本に出会うことって、そう多くないから。

感想

正直なところ、この本を手にしたとき、かなり迷いました。「体験型文学」という言葉だけではよくわからず、実際のレビューをじっくり読んで確認してからの購入です。 でも、開けてみて本当に良かった。封筒を一つひとつ開けていく体験は、想像以上に特別でした。実際に手で触れ、折りたたまれた手紙を広げていく。その行為そのものが物語の一部になっているんですね。 詩を書く少年と先生のやりとりを追っていると、自分までが二人の関係に引き込まれていきます。ヨルシカのファンということもありますが、n-bunaさんの文章センスは本当に素敵。会話や手紙の表現から、二人の心情がじわじわと伝わってくるのです。 子育ての合間に少しずつ読んでいましたが、生活の中での「休息」になりました。既存の小説とは違う、新しい読書体験ができたことに感謝しています。もし迷っている方がいたら、レビューを参考にしながらも、ぜひ自分の手で確かめてみてください。損はないと思いますよ。

感想

封筒を開けながら読む、という新しい体験ができるというので、思わず手に取ってしまいました。最初は正直、こんなやり方で大丈夫なのかな、と心配でしたが、読み進めていくうちにすっかり引き込まれました。 詩を書く少年と先生の手紙のやり取りを追う形で、ストーリーが展開していくんですね。実際に自分で封筒を開けながら進めるので、本当にその場で手紙を受け取っているような不思議な感覚になります。こういう工夫って、年配の私たちにはなかなか思いつきません。素敵だなあと思いました。 ヨルシカというアーティストの作品だということで、音楽好きな娘が興味を持つかなと思ったんですが、内容は詩や文学についての深い思考が詰まっていて、世代を超えて楽しめる良さがあります。手紙を読む時間、考える時間、そういうゆっくりとした時間の流れが心地よかったです。 少し複雑な部分もあって、読み返したくなるところもありますが、気軽に、そして丁寧に向き合える素敵な作品だと思います。

感想

ヨルシカのn-bunaが手がけた作品ということで興味半分で買ってみたんですが、これ本当に新しい! 普通の小説と違って、実際に封筒を開けながら読むんですよ。手紙形式の物語だから、自分が直接その手紙を受け取ってる感覚になるんです。すごく没入感がある。ライトノベルとか漫画ばっかり読んでた自分でも、これなら気軽に楽しめました。 何が良いって、1通1通の手紙が短めなので通勤時間とかの隙間時間にさくっと読める。でも内容は深くて、詩と文学についての考え方とか、人間関係とか、いろいろ考えさせられることが多い。 ヨルシカの世界観がしっかり反映されてるのも素敵で、曲のファンなら間違いなくハマると思う。音楽と文学が融合してる感じが新鮮でした。 新社会人で忙しいけど、ちょっと違う体験がしたいって人には本当におすすめです。本の形をした体験として、本当に良い作品だと思いました。

感想

封筒を開けるたびに新しい世界が広がる——こんな素敵な読書体験は初めてでした。 ヨルシカのn-bunaが手掛けた本作は、単なる小説ではなく、まさに"体験"そのもの。詩を書く少年と先生の往復書簡を通じて、二人の関係がじわじわと深まっていく過程が、実際に手紙を開封する行為と一体化しているんです。封筒から取り出す期待感、便箋のぬくもり、そこに込められた思いが文字から溢れてくる——そういう細部への配慮が素晴らしい。 育児と家事で毎日が慌ただしい生活を送る身としては、こうした丁寧な仕掛けに心を掴まれました。のんびりとした時間の中で、ひとつひとつの手紙を味わいながら読む喜びがあります。文学的な深さと、ヨルシカの音楽性が見事に融合した世界観も秀逸。 大切な人へのプレゼントにしたくなる一冊。気軽に読む気持ちで手に取ったのに、なぜか心に残る不思議な力を持った作品です。

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