島はぼくらと

島はぼくらと

辻村深月 / 五十嵐大介

出版社:講談社 出版年月日:2013/06/01

講談社 | 2013/06/01

4.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

瀬戸内海にある架空の島、冴島を舞台にした 高校生4人を軸にしたお話。 冴島は人口3000人ほどの離島で高校がない ため彼らは本土の高校にフェリーで通っています。 父親を幼い頃に亡くし、祖母と母と女三世代で 暮らす朱里。 網元の一人娘で美人で気が強い衣花。 Iターン組で父親は島でホテル経営 母親は島を出ていった源樹。 高校で演劇部に所属しているがフェリーの時間 の関係で毎日30分しか部活できない新。 過疎が進む島の復興、Iターンしてくる人々、 シングルマザーの人たち。 大人たちの事情も高校生なりに理解しようとする年頃。 その中で自分たちの将来を模索し選んでいく彼女たち。 揺れ動く心情の描写がとてもうまいし、たくさん 出てくる登場人物たちがそれぞれに個性的で、 物語にグイグイと引き込まれていく。 Iターンしてきて知らない土地で一から人間関係を 作っていく不安。 自分の居場所ができる安心感。 優しくて温かい本でした。 彼ら、彼女らの続編が読みたいなー。

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