アノニム

アノニム

原田マハ

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2017/06/02

KADOKAWA | 2017/06/02

2.00
本棚登録:1人

みんなの感想

感想

とりあえず登場人物が多い。 そしてそれぞれに本名とあだ名があって 読んでいるうちに誰が誰やら??? 例えばイスタンブールでトルコ絨毯店を営む 経営者ゼキ・ハヤルは仲間内ではエポックだし、 天才エンジニアのラヤ・シンは仲間内では オーサムだ。 サラ・グッドマンはネバネスだし、 パトリック・ドンドランは通称ネゴだ。 ほら、もう誰が誰やらさっぱりわからなくなったでしょう。 表紙裏に一人ずつイラストが描かれているの で何度もそのページを見返して誰が誰か 確認するんだけどそんなことしてたらストーリーの 流れが頭に入ってこないし、地名も香港島 湾仔やら。 九龍半島かと思えば台北市湖底路だったりと こちらは漢字ばかりで どうもなかなか物語に入り込めないのだ。 途中で投げ出しそうになったがなんとか読み進めていく。 まぁ、しかし窃盗団っていうぐらいだからそれぞれが 自分の持ち場で能力を発揮してスリリングな展開に なっていくのだろうなと予想。 だがしかし・・・である。 オークションの駆け引きは面白かった。 でもなんちゅうか、えっ? 見せ場は? 見せ場はどこなの? って思っている間に終わってしまった感じである。 物足りないわ。 最後の学生の演説とか、それで盛り上がるのがわからない。 これはもう私の感性が乏しいためなのか、そうなのか・・・と 自分にがっかりしそうになったけどどうにもこうにも私には 今ひとつ盛り上がれない小説だった。 残念。 ただ、メンバーーたちが仕事の連絡を取り合うときに わずか10秒の会話であってもお互いに相手を 持ち上げることを忘れないのだ。 ちょっとした褒め言葉を会話の中に入れる。 そうすることでみんながご機嫌で仕事に取り掛かれる。 これって大事なことだよな、と感心したのである。 不機嫌で人を動かすのは赤ん坊 ご機嫌で人を動かすのが大人である 名言や! 誰の言葉か知らんけど、どっかで聞いた気がする。 でも、ジャクソン・ポロックという画家を知れたのはよかったな。

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