54歳の会社員として、この本と向き合い、思うところがあります。 長年、仕事を優先し、自分のペースを後回しにしてきた身には、著者の提言が耳に痛くもあり、温かくもあります。「一生懸命生きることが本当に正しいのか」という問いかけは、単なる自己啓発本の甘い励ましではなく、人生の意味そのものを問い直す営みです。 韓国発のベストセラーということで、確認してから手に取りました。異文化の視点から日本の仕事観や人生観を相対化できる点は興味深いですね。著者の文体は控えめながら説得力があり、无理に鼓舞するのではなく、読者に静かに考えるきっかけを与えてくれます。 完全に共感するわけではありませんが、残り人生の優先順位を見直すには、良い一冊だと感じました。特に、人生の折り返し地点にいる同年代の方には、一度手にとる価値があると思います。慌てず、じっくり読むのがお勧めです。