みいの本棚
星の王子さま

星の王子さま

サン=テグジュペリ 新潮社 2006年4月1日

子どもの頃に読んだ『星の王子さま』を、新潮社の新訳版で改めて手に取りました。懐かしさと新鮮さが同時に押し寄せてきて、大人になってからの読書体験の素晴らしさを感じています。 かつてのテレビドラマやアニメで知った王子さまの物語ですが、この新訳は本当に美しい日本語。読んでいて心がじんわり温かくなるというか、何か大切なことを思い出させてくれるような感覚です。小さな星から地球へ旅する王子さまの視点を通して、大人たちの世界の矛盾や不思議さが見つめられていて、思わず自分自身のことを省みてしまいました。 家事の合間に読み進めると、本当に良い気分転換になります。子どもにも読ませたい本ですが、実は大人こそ読むべき作品だと思い知らされました。何度も繰り返し読みたくなる、そんな魔力を持った一冊です。世界中で愛されている理由がよく分かります。