シリーズ15巻目にして、いよいよ物語の核心に迫ってきた感じがします! これまでのんびりした日常を楽しんでいた快人ですが、今巻では六王祭を舞台にしながら、背後で進行していた真実が次々と明かされていくんですよね。アリスやクロとのほほえましいデート場面と、緊迫した展開が上手く組み合わされていて、ページをめくる手が止まりませんでした。 公務員という比較的落ち着いた職業柄、わたしは気軽に読める異世界ファンタジーが好きなんですが、このシリーズは本当にバランスがいい。キャラクターとの関係性の温かさを感じながらも、「勇者召喚」という謎を軸に、ちゃんとした物語的な奥行きがある。 シャローヴァナルの不穏な言葉、エデンの暗示……いろいろな伏線が回収される予感がして、続きが気になります。シリーズを途中から読み始めた人にも優しい説明が入っているので、長編を気軽に楽しみたい方にはほんとおすすめです。