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ダ・ヴィンチ・コード(上)

ダ・ヴィンチ・コード(上)

ダン・ブラウン / 越前 敏弥 / 片岡 忠彦 KADOKAWA 2006年3月10日

ダ・ヴィンチ・コードのようなミステリーは、正直なところ少し冒険した選択でした。いつもはエッセイや文学作品ばかり読んでいるので、事前のレビューをかなり参考にしてから購入を決めたんです。 でも、これは本当に素晴らしかった。ルーヴル美術館での殺人事件から始まる物語が、次々と謎を紐解いていく快感。美術・宗教・暗号といった要素が層状に組み込まれていて、単なるエンタメじゃなく、知的興奮が止まりません。ハーヴァード大学の教授とソフィーという二人の主人公が、24時間のうちに東奔西走する緊張感は、仕事で疲れた日の夜の読書にぴったり。 圧倒的な情報量と速度感に初めは少し戸惑いましたが、上巻を読み進むうちに、その構成の巧妙さに引き込まれました。すぐに下巻が読みたくなる、そういう本です。慎重に選ぶ私でも、これは自信を持って勧められます。