# 短歌との新しい出会い この本は本当に素晴らしい発見でした。穂村弘さんが近現代の歌人50人を選んで、それぞれ代表的な短歌を5首ずつ紹介しているのですが、読んでいて短歌の深さと美しさに改めて気づかされます。 正岡子規から始まって、私たちが名前だけは知っていた歌人たちの作品を丁寧に鑑賞することができます。それぞれの歌人の人生背景や時代的な背景も適切に説明されているので、単に歌を読むだけでなく、その歌が生まれた思いまでが伝わってくるようです。 文庫本というのも助かりますね。持ち運びやすくて、いつでも気軽に手に取ることができます。難しすぎず、かといって簡潔すぎず、72年生きてきた私たちの世代にもちょうどいい説明の丁寧さです。 ボランティア活動の休憩時間にも読んでいますが、短歌の言葉の力強さと優しさに、何度も心が整えられる思いがします。短歌をもっと深く知りたい、という願いを叶えてくれた一冊です。