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星のカービィ ディスカバリー 流星のスターリーワールド編(35)

星のカービィ ディスカバリー 流星のスターリーワールド編(35)

高瀬 美恵 / 苅野 タウ / ぽと KADOKAWA 2026年3月11日

感想

カービィシリーズの小説版第35弾ということで、前作までの評判を確認したうえで手に取ってみました。ゲーム「ディスカバリー」の続編にあたるストーリーとのことですが、正直なところ期待値と実際の満足度がちょっとズレた感じです。 世界が結晶化するという大きな事件が起こるのに、話の展開があまり緊迫感を感じさせず、想定通りの流れで進んでいく印象。キャラクターたちのやり取りは悪くないんですが、ゲーム版を既にプレイしている人にとっては「知ってる」という感覚が拭えません。 新キャラクターのエフィリンを中心に据えた人間関係の深掘りがあるといいなと思ったのですが、そこまで掘り下げられていないのが惜しい。子ども向けから大人向けへの橋渡しを目指す新書というフォーマットなので、仕方ない部分もあるんでしょうけど。 ゲーム本編が好きで、その世界観をもっと知りたい人には十分な一冊だと思います。ただ、ライトノベル感覚で新規で始めるなら、前作からの購入をお勧めします。