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アラビアン・ナイト(12)

アラビアン・ナイト(12)

前嶋信次 平凡社 1981年7月1日

『アラビアン・ナイト』の12巻目です。これまでのシリーズで世界観にすっかり引き込まれていたので、今巻も期待満々で読み始めました。 相変わらず壮大で奇想天外な物語ばかり。今回も新しい登場人物たちの運命が複雑に絡み合う様が見ていて、ついつい一気読みしてしまいました。何度読み返しても、この物語の豊かな想像力には本当に脱帽です。 平凡社の翻訳版はやっぱり読みやすくて、世界観への没入感が素晴らしい。家事の合間の短い時間で読んでも、すぐにシャハラザードの世界へ引き戻されます。 あえて言えば、後半に少し展開のテンポが落ちる部分があったので、星4つにしました。ただ、それでも十分に魅力的で、次巻が早く読みたくてたまりません。古典だからこそ得られる味わいがあるんだなって、改めて感じた一冊です。