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少年探偵ブラウン(3)

少年探偵ブラウン(3)

ドナルド・J.ソボル / 花輪莞爾 偕成社 1977年3月1日

子どもの頃に夢中になった懐かしいシリーズを、大人になって改めて読み返してみました。少年探偵ブラウンの第3巻は、このシリーズの魅力がしっかり詰まった一冊です。 フリーランスとして自分のペースで仕事をしていると、ついつい頭が凝り固まってしまうことがあります。そんな時、このような古典児童文学は意外と効果的なリフレッシュになります。綿密に構築された謎解きの構成、テンポよく進む物語運びは、大人が読んでも十分に知的興奮を与えてくれるんです。 子どもの時は純粋に「犯人は誰か」というサスペンスの面白さで読んでいましたが、大人目線で読むと、仕掛けの精巧さや物語設計の秀逸さが見えてきます。長く愛される理由がよくわかりました。 何より、ページをめくる手が止まりません。デジタル時代だからこそ、こうした紙の本で物語に没入する時間の価値を実感しています。懐かしさと発見を同時に味わえる、素晴らしい再会でした。