シリーズ第2巻、期待通りの面白さです。主人公・一条汐莉が警備会社に潜入するという設定だけで、もうワクワクが止まりません。 今回は銀行の現金輸送車襲撃事件が発端となり、複雑に絡み合った事件の謎へと引き込まれていきました。潜入捜査という緊迫した環境の中で、彼女がどのように立ち回るのか、どうやって正体を隠しながら真犯人に近づくのか、その手腕が本当に素晴らしい。 キャラクターたちの関係性も深まっていて、特に登場人物たちとの信頼と疑念の綱引きが生々しい。そして「あの男が現れる」という予告通り、重要な場面での展開には思わず唸ってしまいました。 文庫本という気軽に読める形式だからこそ、通勤の移動時間や家事の合間に、どんどん先へ進みたくなる中毒性がたまりません。第1巻から続いているストーリーの面白さはそのままに、新しい謎も加わって、次巻がもう待ち遠しい。エンタメ小説としての完成度の高さを改めて感じた一冊です。