世界中で愛されているというのも納得です。少年が自分の夢を求めて旅をする話なんですが、純粋でいながらどこか深い。仕事柄、日々ルーティンの中で過ごしていると、こういう「自分の人生って何だろう」という根本的な問いかけって忘れがちになるんです。 この本は説教臭くなく、自然にそういうことを考えさせてくれます。登場人物との出会いを通じて、主人公が成長していく過程も素敵。旅というメタファーで、人生のいろいろな局面が描かれているんだと思います。 文庫版で気軽に読める点も良い。ビジネス書みたいにガッツリ学ぶというより、物語として心に染み込んでくる感じ。仕事のストレスを感じた時や、何か迷った時に、この本のことを思い出すんです。別に派手な事件が起こるわけじゃないのに、読んだ後はなぜか前向きになれる。こういう本って貴重だと思いますね。