panの本棚
感想

直木賞受賞作と聞いて手に取ったんですが、これが本当に面白かった!15世紀フランスという時代設定でありながら、今を生きる私たちにも響く普遍的なテーマが詰まっているんですよね。 特に印象的だったのは、権力に抗う一人の弁護士の覚悟。無一文で孤立無援の王妃を守るために立ち上がるフランソワの姿勢に、自営業をしている自分も勇気をもらいました。自分の信念を貫くって、本当に大変だなって改めて感じさせられます。 歴史小説というと難しいイメージを持ってたんですが、この本は全然そんなことなくて、ぐいぐい引き込まれました。時代背景の描写も丁寧だし、裁判の緊張感も伝わってくる。文庫版なので通勤時間や休憩時間に気軽に読める点も気に入ってます。 義の為に戦うとは何か、権力と個人のぶつかり合いの中で何が見えるのか。そういった深いテーマを、エンタメ性損なわずに描ききった傑作だと思います。こういう本に出会えるから、読書って本当に楽しい。