和也の本棚
GOAT Winter 2026

GOAT Winter 2026

高瀬隼子 / 九段理江 / 山口未桜 小学館 2025年12月3日

毎号必ず手にしてしまう文芸誌になりました。今号の「美」という特集は、時代を読む上でちょうど良い角度だと思います。 何といっても顔ぶれが充実している。高瀬隼子や九段理江といった実力派はもちろん、映画やドラマで見かけるような顔ぶれもいて、小説もエッセイも一級品。最近は業界の垣根が低くなっているんだなと改めて感じます。 特に良かったのは、対談や鼎談のセクション。上白石萌音と藤原さくらの対談は、仕事の合間に読むのに丁度いい長さで、こういう手軽さはGOATの強みですね。ミステリ特集も興味深く、青崎有吾たちの鼎談では創作の現場の話が垣間見えて、なかなか本音で語られている感じがします。 管理職という立場上、いろんな業界の人たちとの会話が増えたせいか、こういう多角的な視点が面白く感じるようになりました。月刊で追いかけるにはちょうどいい厚みと質。これからも購読を続けたいと思います。