感想
オズの魔法使いを英語で読むのは、英語学習と娯楽を両立させるいい機会だと思って手に取りました。TOEIC600レベルとのことで、新社会人としてはちょうど良い難易度だろうと期待していたのですが、正直なところ可もなく不可もないといった印象です。 ストーリー自体は世界中で愛されている古典的な作品で、その知名度は疑いようもありません。英語版も読みやすく構成されており、語彙や表現も学習教材として工夫されているんだろうと感じます。 ただし、もともと子ども向けの物語という性質上、大人の読者が思想的な深みや複雑な人間ドラマを期待すると肩透かしを食らう可能性があります。私も同様で、物語の軽快さは魅力である一方、考察の余地が限定的に感じられました。 英語学習の教材としては優秀ですし、古典を読んでおく価値も理解しています。ただ、人文・思想書に惹かれている読み手としては、もう一段階の奥行きがあれば、より心に残る一冊になっていたのではないかと思います。