子育て真っ最中のママたちの間で話題だったので、ついに読んでみました。正直、ここまで共感できるとは思いませんでした。 著者は医者という多忙な立場から、二人の男の子を育てながら日々戦っています。その様子がもう、とにかくリアルで面白い。「理想の母親になろう」という固い決意は早々に打ち砕かれ、予想外の展開の連続。読んでいて何度も「あるあるだ!」と笑ってしまいました。 何がいいって、失敗や迷走を笑い飛ばしながらも、その中に育児に対する本気の向き合い方がしっかり感じられるんです。「いじめも事故も起こるものだから」という覚悟の話とか、心がグッと来ました。完璧な育児なんて存在しない、それでいいんだという許容感が、同じ世代の女性として本当に心強い。 仕事をしながら、親として、人間として迷いながら進んでいく。その様子が等身大で綴られているからこそ、読んでいて肩の力が抜けるんだと思います。子育て中じゃなくても、人生の迷走を楽しめる人にはぜひ読んでほしい一冊です。