感想
最近のエネルギー問題について学びたくて手に取ったのですが、正直なところ期待と現実のギャップに落胆してしまいました。 核融合発電という興味深いテーマなのに、内容が本当に薄い。新書という限られたページ数だからしょうがないのかもしれませんが、技術的な仕組みの説明が不十分で、なぜ実現が難しいのか、何が課題なのかといった根本的なところが曖昧なままです。「2030年代に実現する!」という見出しの話題性に頼った作りになっている印象で、きちんと理解を深めるには不足しています。 また、他国との技術競争や政治的背景、実現した場合の社会への具体的な影響についても、もっと掘り下げた考察があると良かった。通勤電車で軽く読める内容としては悪くありませんが、エネルギー問題について本気で学びたい人には物足りないでしょう。 気軽な読書派の私にとっても、この本は「ちょっと聞きかじった」で終わってしまうレベルでした。もう少し構成を工夫するか、ボリュームを増やして欲しかったです。