久しぶりに『涼宮ハルヒ』シリーズを手に取ってみました。会社の帰りの電車で読むのにちょうどいい、軽めのエンタメ作品ですね。 生徒会との対立という新しい舞台設定は面白いなと思ったんですが、正直なところ、展開としては想定の範囲内かなという感じです。ハルヒがどう動くか、キョンがどうツッコむか、そういった基本的なパターンは相変わらず健在なのですが、読み進めていても「ああ、これくらいだろうな」という予測がそこまで外れない。 とはいえ、キャラクターたちの掛け合いは相変わらず楽しい。キョンのナレーションの小気味よさとか、各キャラの動き方とか、シリーズを何度も読んでいる身からするとやっぱり安心感があります。新しい刺激よりも、慣れた居心地のよさを求めている人には向いている一冊だと思います。 何か大きな驚きや感動を期待していくと物足りなく感じるかもしれませんが、気軽に楽しむ分には十分。それくらいの気持ちで読むのが、このシリーズとの付き合い方なのかもしれませんね。