洋子の本棚
A型自分の説明書

A型自分の説明書

Jamais Jamais 文芸社 2008年4月1日

血液型診断について、ここまで深掘りした本は珍しいと思います。娯楽的な側面と人文学的なアプローチがうまく融合していて、読んでいて興味が尽きませんでした。 A型という類型を通じて、自分の性格パターンや行動様式をあらためて認識させてくれるんですよね。思い当たることが随所にあって、「あ、これ私のことだ」という共感の連続でした。ただ、血液型診断の信頼性については科学的には議論がある分野なので、その点を完全に鵜呑みにするのではなく、「自分を知るための一つのツール」として読むのが賢明だと感じます。 新しい自分の側面に気づくきっかけになるという点では、十分な価値があります。とくに主婦業で自分のペースが見失いがちになっている今だからこそ、このような自己理解の本は心強いですね。エンタメとしても人文的な問題提起としても、バランスの取れた一冊だと思います。