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ラミジ艦長物語(2)

ラミジ艦長物語(2)

ダドリ-・ポ-プ 至誠堂 1980年11月1日

感想

前巻の続きということで、期待しながら手に取った一冊だ。ラミジ艦長のキャラクターが一層深掘りされ、個人的には前作以上に引き込まれるストーリー展開になっている。 会社でも忙しい日々が続いているが、通勤時間の短い移動の中でも次が気になって続きが読みたくなる、そういう魅力を感じた。前巻で張られた伏線がどのように回収されていくのか、登場人物たちの運命がどうなるのかといった点で、執筆者の構成力の高さが光っている。 ただし、中盤から後半にかけてのパートで若干冗長に感じる部分があったのは否めない。もう少し締まった展開でもよかったかなという印象を持つ。それでも全体としては、シリーズを追い続ける価値は十分にあると思える出来栄えだ。 話題作として紹介されていたのも納得できる。次巻も自然と続きを読みたくなる、そんな中毒性のあるシリーズになっていると感じる。同じジャンルの作品をいくつか読んできた身としても、これは確実に上位の出来だと言えるだろう。