一郎の本棚
ルリドラゴン 5

ルリドラゴン 5

眞藤 雅興 集英社 2026年3月4日

感想

第5巻に来てようやくルリドラゴンの本当の物語が動き始めたんだなと感じました。これまで学園生活の日常を丁寧に積み重ねてくれていたので、正直な話かなり慎重に続きを手に取るか迷っていたんですが、正解でした。 氷属性の発現という新しい能力の登場で、ルリの立場がさらに複雑になっていく様子が面白い。人間らしさを保とうとするルリの葛藤と、どうしようもなく龍化していく身体のギャップが、これまで以上に緊張感を生み出しています。そして父・ドラゴンへの言及——ここまできてようやく核心に近づくのかというワクワク感がありますね。 絵柄の安定感も相変わらず素晴らしくて、特にアクションシーンの迫力が増してきた印象です。キャラクターの感情表現も丁寧で、ルリの不安や決意がきちんと伝わってきます。これからの展開が気になって、続きが気になる状態です。次巻がどうなるのか、かなり期待値が高まっていますね。