春休みの旅行計画を立てるために手に取った一冊です。正直なところ、旅行ガイドというと観光地の情報を淡々と並べたものだと思い込んでいたのですが、この本は違いました。 「小さな列車に乗って」というコンセプトが素敵で、福島から伊豆、富山、滋賀、愛媛まで、各地の鉄道を中心とした旅のプランが紹介されています。新幹線も使いながらローカル線に乗り込む、駅周辺をぶらぶら散策する——そういったのんびりとした旅のスタイルが、40代の私たちにはぴったりだと感じました。 グルメ情報も充実していて、景色を楽しみながら列車に揺られ、駅に着いたら立ち寄れるお店が紹介されている。そういう細かな配慮が教員という職業柄、定休日の過ごし方を考えるうえで役に立ちました。写真も美しく、眺めているだけで旅気分が高まります。 欲を言えば、移動時間や費用の詳細がもう少し載っていたら完璧だったかな。それでも、退職までの限られた時間を上手に使って、日本の小さな町を味わう旅へ出かけたくなる、そんな一冊です。