仮面ライダー好きの息子さんから教えてもらって読んでみました。正直なところ、特撮番組の小説化って難しいのかなと思ってたんですが、これはすごく面白かった! 本編では描かれなかった「もしこうだったら」というお話なんですけど、同じキャラクターなのに違う運命を辿るってのが興味深くてね。特に五十嵐家の兄妹の関係がどう変わっていくのかという部分が、私なんかもよく引き込まれちゃいました。 木下半太さんという方が脚本を担当されてるそうですが、本当に丁寧なお話の作り方をなさってるなと感じます。アクションシーンも派手なだけじゃなくて、人物の心の動きをちゃんと書かれてる。それでいて、パッパッと読みやすいのが、このくらいの年代の私たちにはありがたいです。 元々の番組を見てない方でも大丈夫だと思いますが、見た人なら「あ、ここは違う展開だ」って気づく楽しさもあるんでしょう。孫にも勧めたくなりました。気軽に、でも充分楽しめる一冊です。