仕事の疲れを癒したくて、思わず徹夜してしまいました。こういう本、本当に困ります(笑)。 79歳の毒舌老令嬢ミス・デシマと少年院帰りの少年スティーブンのコンビが最高です。年齢も立場も違う二人が事件を追う過程で起こる掛け合いがテンポよくて、クスッと笑わせられたかと思うと、一気に緊張感が走る。典型的なミステリの枠組みなのに、どこか新鮮に感じるのはこのキャラクター設定の勝利ですね。 エンジニアなので、論理的なトリックの部分も気になって読み進めるんですが、その道筋がちゃんと設計されている感じが心地良い。ハレー彗星が舞台というロマンティックな設定も、緊迫した事件との対比で効いてます。 何より、この手の本にありがちな「引き延ばし感」がなく、テンポよく進むのが気に入りました。シリーズ物は当たり外れが大きいけど、この第1巻は本当に傑作。続きが気になって仕方ありません。気軽に楽しめるミステリを探してる人には心からおすすめです。