森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を愛蔵版で改めて読みました。以前も好きな作品だったんですが、この版は本当に特別です。金箔押しと函入りという豪華な仕様で、本棚に置いているだけで嬉しくなってしまう。 物語自体も相変わらず素晴らしくて、京都を舞台にした不思議でロマンチックな世界観に、読むたびに引き込まれます。先輩と後輩の関係性の描き方がこんなに繊細で、かつ楽しいなんて。大人になった今だからこそ、キャラクターたちの心情もより深く感じられるんだと思います。 仕事で疲れた日には、この本を手に取ってページをめくるだけで、心がほぐれていく感覚があります。軽やかで、でも心温まる物語を、高級感のある装丁で楽しめるのは本当に贅沢。森見登美彦ファンなら絶対に手に入れるべき一冊ですね。気軽に読める面白さと、永久保存版としての価値を両立させた素敵な装本だと思います。