ひろの本棚
Born to Kvetch: Yiddish Language and Culture in All of Its Moods

Born to Kvetch: Yiddish Language and Culture in All of Its Moods

Michael Wex PERENNIAL 2006年1月1日

正直なところ、期待と現実のギャップが大きかった本です。 イディッシュ語の文化や背景について学べるかと思って手に取ったのですが、読み進めるにつれて「これは言語学というより、著者の個人的なエッセイなのでは?」という違和感が拭えませんでした。確かにイディッシュ語の深さや豊かさについては伝わってくるのですが、構成がやや散漫で、新社会人の自分にとっては理解しづらい部分が多かったです。 何より、外国語の語呂合わせやジョークが多く含まれているため、イディッシュ語に精通していない読者には笑いのポイントが伝わりきらない。興味深い内容も多いのに、それが活かしきれていないような印象を受けます。 ユダヤ文化に深い関心がある人には良いかもしれません。ただ、気軽に言語と文化について学びたいという程度の読者には、もう少し別の入門書を選んだ方が無難だと思います。慎重に選ぶ自分としては、こちらはオススメしにくい一冊です。