ひろの本棚
鋼の錬金術師(25)

鋼の錬金術師(25)

荒川弘 スクウェア・エニックス 2010年4月22日

鋼の錬金術師もついに最終巻。新社会人として忙しい日々の中でも、この作品だけは欠かさず読んできたので、感慨深いです。 最終巻らしく、それまでの伏線がしっかりと回収されていて、緻密なストーリー構成の素晴らしさを改めて感じました。各キャラクターの運命が丁寧に描かれており、登場人物たちの成長と決断の重みが伝わってきます。 ただ、個人的には終わり方について少し複雑な心情があります。壮大な物語だからこその終局の描き方の難しさが感じられつつも、作者がキャラクターたちのために選んだ結末だと理解できます。 前巻までの興奮そのままに最後まで読み切れる完成度は高く、長年のファンとしても満足度は十分です。何度も読み返したくなる魅力がありますね。新社会人生活で疲れた時に、この作品の世界観と登場人物たちの頑張りを思い出すと、自分も頑張ろうと思えます。 全25巻の長編を走り切った達成感、ぜひ多くの人に味わってほしい傑作です。