本男の本棚
呪ワレタ少年(6) 彼と彼の絆

呪ワレタ少年(6) 彼と彼の絆

佐東 みどり / 鶴田 法男 / なこ KADOKAWA 2026年2月12日

感想

日ごろいろいろなジャンルの本を読んでいるが、この新書シリーズは何か息抜きになって良い。6巻目ともなると、登場人物たちの運命がどうなっていくのか気になって、ついついページをめくる手が止まらなくなってしまった。 白い服に赤い目のウワサと、彼の周りの人間たちの関係性が段々と深まっていく様子が心に染みる。特にマコトという存在が重要になってくるところが面白い。主人公の使命と、周囲の者たちの思いが複雑に絡み合う緊迫感がたまらない。呪いを解く鍵が神社にあるという設定も、一つの謎解きとして楽しめた。 新書という手軽なフォーマットなので、移動中や休憩時間にさっと読める。なのに、内容は思いのほか濃くて充実している。若い頃読んでいたファンタジーものとは違う面白さがある。これ以上続くのかは分からないが、もしあれば続きが気になるところだ。気軽に読める娯楽小説を求める方には、本当にお勧めしたい一冊である。