ザ・マ-セナリ-
出版社:並木書房
出版年月日:1990/02/01
並木書房 | 1990/02/01
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みんなの感想
# 予想外の迫力に引き込まれました 話題になっているということで手に取った一冊ですが、思わず一気読みしてしまいました。傭兵の実体験に基づいた秘密工作の内幕というテーマに、正直なところ最初は躊躇がありました。けれど、著者が淡々と語る現場の実態は、小説のような緊迫感があって、机上の空論では決してない重みが伝わってくるんです。 公務員という職業柄、国防や危機管理について考えることは多いのですが、この本を読むと世界の裏側でこんなことが起きているのかと改めて認識させられます。エッセイのような読みやすさで、複雑な国際情勢や紛争の背景が理解できるのも良いです。 暗殺や諜報といった衝撃的なテーマですが、著者の視点はあくまで冷徹で、むしろ人間的な考察が随所に光ります。時事的な関心がある方はもちろん、世界の動きに敏感でいたい人なら一読の価値ありです。