日日是植物
出版社:マガジンハウス
出版年月日:2026/02/26
マガジンハウス | 2026/02/26
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みんなの感想
ベランダ園芸から室内園芸へシフトする著者の25年の歴史を辿る本ですが、これが本当に面白い。何がいいかって、植物との付き合い方が実に自然体なんです。金のなる木から始まって、胡蝶蘭、多肉植物と、色々な植物と向き合う日々が綴られているんですが、難しい理屈じゃなく、失敗も成功も含めた生きた情報がぎゅっと詰まっている。 定年が近い私たちの世代には特に響くんじゃないでしょうか。仕事一筋だった人生の中に、植物という新しい相棒を見つけることの素晴らしさが伝わってきます。著者の「自分に胡蝶蘭を贈る」という粋な行為には思わずニヤッとしてしまいました。 気候変動への対応の工夫とか、限られたスペースでの園芸術とか、実践的なアイデアも満載。本を閉じた後は、うちのベランダを見つめ直したくなるそんな一冊です。気軽に読めるのに、読み終わったら何か育ててみたくなる。そういう良い本ですよ。