ビジョナリー・カンパニー(2)

ビジョナリー・カンパニー(2)

ジェームズ・C.コリンズ, 山岡洋一

出版社:日経BP 出版年月日:2001/12/01

日経BP | 2001/12/01

3.00
本棚登録:1人

みんなの感想

前作『ビジョナリー・カンパニー』から7年経って刊行された本作。11社の事例を通じて「飛躍企業の条件」を分析する構成は、前作と大きく変わらず、期待値に見合ったものでした。 良い点としては、実際の企業事例が豊富で、データに基づいた分析は参考になります。経営層の判断軸や組織文化の作り方については、仕事をする上で考える材料を提供してくれます。 一方で、正直なところ目新しさに欠けています。フレームワーク自体が前作から大きく進化していない印象で、7年のギャップを考えると物足りません。また、取り上げられた企業の成功要因は、結局のところ「良い人材を集めて、長期的なビジョンを持つ」という普遍的な原則に帰結してしまい、実務的なアクションに落とし込みにくい面があります。 エンジニア視点では、技術面からのアプローチがもう少し欲しかった。デジタル化が急速に進む現在、この本の教訓をどう適用するかは読者次第という感じです。基本を学ぶには悪くありませんが、新たな示唆を求める人には物足りないかもしれません。