小原徳子 わたしをここから連れ出して
竹書房 | 2026/01/30
みんなの感想
小原徳子のこの写真集、本当に良かった。10年ぶりっていう時間の重みが感じられるんだよね。昔のアイドル時代の印象から今に至るまで、その変化と成長が一冊に凝縮されている感じがする。 フリーランスの仕事をしてると、自分のペースで読書したい時ってあるじゃないか。このタイプの作品は、写真とテキストのバランスが絶妙で、気軽に楽しめるのが本当に良い。無理なく没頭できる。 何というか、表面的な美しさだけじゃなく、その背景にある時間や経験みたいなものが透けて見える。一枚一枚の写真に目を落とすたびに、この10年の物語を自分で想像しながら読める感覚が面白い。 タイアップ的な企画かなと最初は思ってたけど、実際に手に取ってみるとちゃんとした表現作品として成立してるんだよ。エッセイとしての側面もあるし、単純な写真集ではない奥行きがある。 気軽に読みたい時の選択肢として最高の一冊。仕事の合間にちょっと手に取るのにも、腰を据えてじっくり向き合うのにも対応できる。10年という時間をこんな形で表現するって、いいなって思った。
木嶋のりこさんのこと、覚えてますか?懐かしい!10年ぶりの写真集ということで、思わず手に取ってしまいました。 この作品は単なる写真集ではなく、彼女の人生観や思いがしっかり詰まっていて、読んでいて引き込まれます。タイトルの「わたしをここから連れ出して」という言葉が、すごく心に響きました。アイドル時代から女優へと転身した彼女の、一つの人生のターニングポイントが感じられるんです。 写真も素敵なんですが、むしろエッセイ的な部分が秀逸。彼女の言葉で自分の人生経験が語られていて、同じ女性として、同じ世代として共感することがいっぱいありました。主婦生活で毎日が似たような日々になりがちな私にとって、彼女のようにしっかり自分の人生と向き合っている姿勢は刺激になります。 気軽に読める本かと思いきや、意外と深い思考が詰まっていて、読み終わった後に「私も頑張ろう」という気持ちになれました。懐かしさと新しさが絶妙に混ざった一冊です。
正直に言うと、期待値と現実のギャップに少し残念な感じです。写真集ということで、視覚的な表現や本人の素の姿勢を期待していたのですが、想像以上に「見せる」ことに徹底していて、逆に距離感を感じてしまいました。 エッセイ的な要素があるのかなと思って手に取ったんですが、その部分も物足りなくて。読んでいて「もっとこの人の本当の声や考え方を知りたい」という欲求が満たされないんですよね。アイドル時代から10年経っての作品ということで、人生の変化や思考の深まりみたいなものを期待していたので。 カジュアルに読める大人向けの作品を求めている身としては、もう一歩踏み込んだ内容があれば良かったなというのが率直な感想です。写真の美しさだけでは、やっぱり物足りないというか。大学院の合間に読む本として、もっと何か感じ取れるものがあるといいなと思いました。