ライ麦畑でつかまえて

ライ麦畑でつかまえて

ジェローム・デーヴィド・サリンジャー, 野崎孝

出版社:白水社 出版年月日:1984/05/01

白水社 | 1984/05/01

4.00
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みんなの感想

新社会人として働き始めて数ヶ月。仕事の疲労とストレスで心が少し疲れていた時に、この本に出会いました。 主人公ホールデンの迷い、葛藤、そして違和感。大人になることへの不安と恐れ。彼の独白を通じて、自分自身の青春時代を改めて見つめ直すことができました。半世紀以上前の作品とは思えないほど、現代の若者にも響く普遍的なテーマが詰まっています。 新訳ということで、言葉遣いが現代的でとても読みやすい。翻訳の質も高く、ホールデンの思考の流れが自然に頭に入ってきます。短編集としての長さも丁度良く、通勤時間に少しずつ読み進められました。 ただ、内容が重い場面も多いので、心身が疲れている時には向かないかもしれません。自分自身と向き合う時間を作れる時に、じっくり読むことをお勧めします。新社会人として迷い続ける自分の支えになった一冊です。