チボー家の人々(12)

チボー家の人々(12)

ロジェ・マルタン・デュ・ガール / 山内義雄

出版社:白水社 出版年月日:1984/03/01

白水社 | 1984/03/01

4.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

長い長いシリーズの最終巻に到達しました。チボー家の人々との付き合いは、本当に長かったのです。若い頃から断続的に読んできた作品ですから、登場人物たちが自分の人生とともに歩んでくれた気がします。 この第十二巻では、これまで積み重ねられてきた複雑な関係性が、静かに、しかし深く収束していく様子が描かれています。ロジェ・マルタン・デュ・ガールの筆致は相変わらず繊細で、人物たちの内面的な変化を丁寧に追っていきます。長編だからこそ成し遂げられる、人生の全体像を俯瞰するような視点が素晴らしい。 新書判というコンパクトなフォーマットも、今の私には有難いです。重くない手触りで、一冊一冊と進められる気軽さがあります。ただし内容の深さは変わりませんから、何度か読み返しながら、各人物の運命を噛み締める必要があります。 長編小説を最後まで読み切ることの充足感。時間をかけて向き合ってきた作品だからこそ、この終わり方には心から納得できます。

感想

チボー家の人々、第12巻まで来ました!正直、ここまで続くとは思いませんでしたが、もう止められません。 この巻は今までのシリーズの中でも特に登場人物たちの心情が複雑に絡み合ってて、一気読みしてしまいました。家族関係のドロドロした部分も、歴史的背景も、全部が繋がってる感じがすごい。フランス文学ってこういう深さがあるんだなって改めて実感します。 キャラクターの成長や変化を追うのが楽しいし、時代背景も興味深い。高専の勉強が忙しい時期だけど、息抜きに読んでます。新書版だから持ち運びやすいのも良いポイント。 ただ、登場人物が多くて、巻数も重ねてると「あの人誰だっけ?」ってなることもあります(笑)でも、その度に前の巻を読み返したりして、より深くハマってる自分がいます。 次の巻も絶対読む!話題の本ではないけど、古典だからこその味わいがある。同級生にもおすすめしたいです。

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