鎌倉駅徒歩8分、空室あり
出版社:幻冬舎
出版年月日:2026/02/05
幻冬舎 | 2026/02/05
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みんなの感想
鎌倉の空気感までが伝わってくるようなほっこりした一冊でした。父親の死という重いテーマから始まるのに、読み終わるころには心が温かくなっているんです。 主人公の香良が人見知りで経営に悩む姿がリアルで、公務員の私としても共感できるところが多々ありました。対人関係で躓くことってありますよね。そんな香良が親友との再出発やシェアハウスの住人たちとの交流を通じて、ゆっくり前に進んでいく様子が素敵です。 個性的な入居者たちも本当にいろいろで、一筋縄ではいかない人間関係なのに、コーヒーとカレーを通じて絆が深まっていくという設定が良いなと思いました。日常の中に小さな幸せを見つけるというか、そういう優しさに満ちた物語です。 仕事で疲れた時に読むと、この本の中の鎌倉に行きたくなります。気軽に読めるのに心に残る、そんな素敵なエッセイノベルです。文庫本だから持ち運びも便利ですし、また読み返したくなる一冊になりました。