日本幻想文学集成(6)

日本幻想文学集成(6)

出版社:国書刊行会 出版年月日:1991/08/01

国書刊行会 | 1991/08/01

4.50
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みんなの感想

話題の幻想文学アンソロジー、ようやく手に取りました。第6巻ということで、どんな作品が集められているのか興味津々でしたが、期待を裏切りません。 古典から現代作品まで、バラエティに富んだ選りすぐりの短編が揃っています。日本文学史の中で埋もれていた幻想的な作品群を改めて読み直すことで、新しい視点が開けるような感覚。通勤時間の読書にも最適な長さの作品が多く、仕事の疲れを癒しながら没入できるのが魅力です。 特に印象的だったのは、作品選定の視点。単なる怪談や奇想ではなく、文学としての質の高さを感じさせるラインアップ。編者の目利きの確かさが随所に表れています。 唯一残念だったのは、難しい作風や古めかしい表現で読み進めるのに時間がかかった部分もあること。でも、それもまた日本文学の豊かさを感じさせてくれます。話題の本として、また文学愛好家としても、一度は読んでおきたい一冊です。