ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

伊坂 幸太郎

出版社:新潮社 出版年月日:2010/12/01

新潮社 | 2010/12/01

4.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

久しぶりに一気読みしてしまいました。正直なところ、このような冒険小説は年相応ではないと思いながらも、書店での評判が良かったので試しに手にとったのですが、大正解でした。 首相暗殺という大きな事件の濡れ衣を着せられた青年が、追手から逃げ続けるという設定だけで十分に引き込まれます。何が素晴らしいかというと、単なるアクション映画のような話ではなく、人間関係や過去の記憶が丁寧に織り込まれているところです。登場人物たちの思いがけない繋がりが明かされていく過程で、ページをめくる手が止まりません。 ビートルズのメロディが物語の中で意味を持つという設定も巧みです。また、随所に挿入されるユーモアのおかげで、緊迫した場面ばかりではなく、読んでいて息つく暇も与えてくれます。 流石に若い頃のようなスピード感では読めませんが、だからこそ細部まで丁寧に味わえた気がします。年を重ねても、こうした傑作に出会えるのは読書の喜びですね。パート仕事で疲れた時の、何にも代え難い栄養になりました。

感想

話題の『ゴールデンスランバー』、ようやく読み終わりました。噂通りの面白さです! 首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年が逃げ回るというストーリーですが、これがもう手に汗握る迫力。普通のサラリーマンが突然の悪夢に巻き込まれていく、その緊張感がずっと続くんです。読み始めたら止められません。 何より素晴らしいのは、登場人物の描き方。主人公を助ける人たちとの関わりが丁寧に描かれていて、人間ドラマとしても心が揺さぶられます。古い記憶やビートルズのメロディといった細部の設定も効いていて、単なるエンタメに留まらない深さがあるんですよね。 中盤から終盤にかけての展開は本当に秀逸。予想を裏切る仕掛けが満載で、「ああ、ここに繋がっていたのか」という快感を何度も味わえました。 新潮文庫で読みやすいのも嬉しい。同年代の友人にも勧めたいくらいです。少し長めですが、その分だけ充実した読書体験ができると思いますよ。

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