ゆうべの食卓
出版社:新潮社
出版年月日:2026/01/28
新潮社 | 2026/01/28
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みんなの感想
食卓を舞台にした短編集ということで、家事に携わる身として興味を持って読み始めました。料理を通じて人間関係の繋がりを描いているというコンセプトは素敵だなと感じます。 実際に読んでみると、どの話も確かに温かみはあるのですが、正直なところ、どれも似たようなトーンで展開していくので、途中で少し飽きてしまいました。短編集なので、もっと話ごとにバリエーションがあってもよかったかなと思います。 ただ、「ひとり暮らし初心者の娘に伝授される母のグラタン」の話や「前妻が残していたレシピブック」といった設定は、いろいろなことを考えさせられるエピソードで、そういった部分は丁寧に描かれていて良かったです。 家事をしながら、ちょっと一息つきたいときに読むような本という感じでしょうか。特別な感動があるわけではないけれど、読んだ後にほんわりとした気持ちになれる一冊です。家族との食卓を大切にしたくなる、そんな本でした。