婚約破棄されたので、好きにすることにした。2
出版社:講談社
出版年月日:2026/03/02
講談社 | 2026/03/02
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みんなの感想
正直なところ、この続編には少し肩透かしを食らった感じです。前作は婚約破棄という設定の面白さと、前世の記憶という仕掛けがうまく噛み合っていて、引き込まれました。ところが第2巻になると、その設定の鮮度が薄れてしまっている気がするんですよね。 魔女の力に覚醒したクロエが自由に生きるというコンセプトは悪くないのですが、実際の物語展開を見ると、結局のところエーリヒとの関係性に話が収束してしまう。独立心のある女性のはずなのに、恋愛中心の展開になってしまったのは残念です。 また、次々と起こるトラブルも、どうにも唐突というか、設定の深掘りが不足しているように感じました。魔力の設定や世界観をもっときちんと構築していれば、ストーリーにも説得力が出たのでは、と思うんです。 自営業のせいか、細部の整合性が気になるタチなので、そこが引っかかってしまいました。気軽に楽しむタイプの読書が好きな私ですが、これはちょっと物足りなかったかな。