嘘をもうひとつだけ
出版社:講談社
出版年月日:2003/02/01
講談社 | 2003/02/01
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みんなの感想
東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズということで、期待して読んでみました。正直なところ、可もなく不可もない、という感じですね。 ミステリーとしての仕掛けはそれなりに工夫されているのでしょうが、私にはちょっと複雑すぎたかな。人間関係の絡み合いを丁寧に描こうとしているのは伝わってくるのですが、ページをめくる手が進まない場面が何度もありました。 ただ、嘘と秘密が重なっていく過程は興味深いです。誰もが完璧ではなくて、一つの過ちから始まる連鎖反応。そういう人間臭さは好きです。文庫本だから気軽に読めるのは良いですが、東野さんの他の作品と比べると、私の好みとしては少し物足りなかったかもしれません。 たまには気分転換に読むには良い作品だと思いますが、わざわざまた読み直そうとは思いませんね。