とある魔術の禁書目録(20)

とある魔術の禁書目録(20)

鎌池 和馬, 灰村 キヨタカ

出版社:KADOKAWA 出版年月日:2010/03/10

KADOKAWA | 2010/03/10

4.00
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みんなの感想

80年にもなると、流行りの本がどんなものか知っておきたくなるもんでね。この『禁書目録』という若い衆向けのシリーズも評判を聞くから手に取ってみた。 第20巻ともなると、さすがに話が壮大だ。ロシアとの戦争という大きな舞台の中で、複数の登場人物がそれぞれ異なる理由で動いている。この構成の巧さには感心させられたよ。若い頃に読んだ冒険小説のようなワクワクするような面白さがある。 最初は「ライトノベル?」と首をかしげていたが、読んでみると意外にしっかりしている。複雑な設定や用語が多いから、多少は目を凝らさねばならんが、この緊張感がたまらない。登場人物たちの必死さ、それぞれの信念が伝わってくるのだ。 ただ、シリーズ20巻目というハンデはある。背景知識がないと少し戸惑う部分もあるかもしれん。が、この一冊の完成度は高い。若い読者たちがこれを夢中で読んでいるというのも、わからなくもない。話題作というのは伊達じゃないな。