ぼくたちはどう老いるか
出版社:朝日新聞出版
出版年月日:2025/12/12
朝日新聞出版 | 2025/12/12
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みんなの感想
新社会人になって、初めて「老い」について真摯に考えさせられた一冊です。著者が72歳という実年齢から、鶴見俊輔の『もうろく帖』や『恍惚の人』といった古典作品を参照しながら、老いの本質を丁寧に思索していく様子が印象的でした。 特に心に残ったのは、身近な死や血縁とのつながりを通じて、「老い」が決して他人事ではなく、すべての人間に等しく訪れるものだという認識です。若い自分が読むことで、親世代や祖父母世代への理解が深まったような気がします。 新書というコンパクトなフォーマットながら、エッセイとしての味わいが深く、思索の奥行きが感じられます。世代を超えて読む価値のある作品だと思います。社会人になって人生観について考えることが増えた今だからこそ、このような本との出会いは貴重だと感じました。迷わず誰にでも勧められる一冊です。